焼肉、ビビンバ、スンデゥブ、韓国料理といえば色々と思い浮かぶものがあると思います。
その中でも世界で2番目に“ある意味”有名な料理をご存知でしょうか?
まさに韓国料理の“ある意味”最高峰と呼べるかもしれません。
そんな料理を本場で食べる方法をご紹介します。
目次
究極の韓国料理“ホンオフェ”
ホンオフェとは?
韓国語で「ホンオ」とは「エイ」、「フェ」とは「刺身」を指します。
今日ご紹介する「ホンオフェ」つまりは「エイの刺身」なのですが、
これが衝撃的な料理なのです。
そもそもホンオフェとは、簡単に言えばエイを発酵させて作る料理なのです。
発酵?と聞くと納豆や、味噌のようなものを想像されると思いますが、
特に納豆をイメージするとわかりやすいですが、発酵食品独特のあの臭いがありますよね?
このホンオフェに使われるエイの身には尿素という物質が多く含まれており、
この尿素がアンモニアに変わります。
このアンモニアの強烈な臭いを感じながら頂く料理なのです。
ちなみにこの「ホンオフェ」
あまりの臭さから、世界に2番目に臭い料理である。
と言われています。
ホンオフェを食すには?
日本でも入荷状況や、店によっては食べることが出来ることもあるようですが、
もともとこの「ホンオフェ」韓国の南部の料理なのです。
韓国南西部の全羅南道木浦市 という街の郷土料理です!!
なので、この街に行って食べるのが1番!ということで、行ってきました!
木浦でホンオフェを食べる
木浦への行き方については別にまとめておいたので、こちらをご覧ください。
木浦への行き方
https://soramimipilot.com/2019/06/10/ディープな韓国-全羅南道-木浦の旅/
木浦でホンオフェを食べようと、色々調べて行きました。
しかし木浦駅から遠い店の紹介しかなく、移動の手間を考えると半ば諦めムードが漂ってしまう瞬間もありましたが、駅の観光案内所で聞いたところ
駅徒歩5分で頂ける店がありましたのでそこに行ってみました。。
駅から5分!ホンオフェの専門店
まずは場所から
地図で表すとこちらです。
店の住所は
전라남도 목포시 영산로73번길 1-1
外観はこんな感じです。
全くもってハングルは読めないので、翻訳アプリを使うところによると、
雁木エイ専門とのことです。
※「雁木エイ」とはホンオフェに使うエイの種類のことです。
中に入ってみると、、、
さて、中に入ってみましょう!
「スミマセン、、、」という感じでドアを開けると、
倉庫のような感じで誰もいません。
アレ?間違えたか?
と思っていると、店主が現れこちらへどうぞ!と言わんばかりに店の中へ、
奥に行くとテーブルと座敷がありました。
気になるメニューは?
早速そのホンオフェを頼みましょう!!
さてメニューは?、、、
んー。。。全くわからない。
翻訳アプリでは、1番上の80000ウォンのものが、雁木エイとありました。
恐らくこれなのでしょう。。。日本円で約8000円と行ったところでしょうか。
予め言い忘れましたが、英語・日本語は全く通じません。
店主には空港で手に入れたガイドマップの写真を指差し、
“ホンオフェ、ホンオフェ”と言えば通じた模様。
ちなみに会計にクレジットカードも使えます!!
いよいよご対面!世界No.2の料理!!
ビールを飲みながら待つこと数分、
いよいよ運命の瞬間が訪れます。
これがホンオフェです!!
食べる前に臭いを嗅いではいけません!!
これは、最初に申し上げたい最優先の注意事項です!
最初に臭いを嗅いでしまうと、この先全く箸が進まなくなります。
では、早速食べてみましょう。
口に入れた最初は特には衝撃をそこまで感じることはないですが、
しばらくすると
喉の奥から凄まじいアンモニアの臭いがこみ上げてきます。
涙が出そうになるほど。。。
これは今まで食べたことのない衝撃!
新感覚の料理ですね。
でもなぜかクセになって次も食べてしまうのが不思議なところ。
お皿の中心部はエイの軟骨部分で、身の部分よりは食べやすいです。
最後に
このホンオフェは木浦周辺の地域ではお祝い事には欠かせない非常に高級料理のようです。
韓国で食べる料理では少々値段は張りますが、食べる価値は間違いなくあります。
日本でも食べられることはありますが、臭いのレベルは落としているようですね。
この世界に誇る究極の韓国料理を是非本場で召し上がってみてはいかがでしょうか?