数ある日本の”城”の中でも一番有名な国宝姫路城
真っ白な漆喰の外壁と立派な天守閣から
別名”白鷺城”
と呼ばれるこの素晴らしい城は兵庫県は姫路市にあります。
目次
姫路までの道のり
まずは姫路城がある姫路までの行き方です。
姫路城の最寄り駅は姫路駅です。
大阪、神戸方面からであればJRで一本で行くことができ、
最も速い新快速電車に乗ると大阪からおよそ1時間、
神戸の中心地・三宮からは40分で姫路駅に着きます。
また停車する列車の本数は限られますが、新幹線で姫路駅まで行くこともでき、在来線と新幹線の駅は繋がっています。
また、私鉄の山陽電鉄線の姫路駅もJR姫路駅のすぐそばにあります。
いざ、姫路城へ
姫路駅に到着したら、北口を出て北へ歩き城へ向かいます。
徒歩で10分から15分といったところでしょうか、
駅からバスで向かうこともできるのですが、ここは是非徒歩で向かってみてください。
初めての土地で東西南北が分からなくても大丈夫です。
北口を出ると大きな目印
”立派な天守閣”が遠くに見えるのでそれを目指します。
姫路城への入場方法
駅から大通り沿いに天守閣を目指して進むと、
”大手門”に到着します。
この大手門から堀を越え、場内へ入ります。
場内に入ってすぐには広場があり、そこまでは無料です。
広場の先で入場券を購入し、先へ進みます。
ここで天守閣に行ってはいけません!!!
え?姫路城は大きな天守閣がポイントでは??
と思われる方もおられるでしょう。
まさにその通りなのですが、姫路城は天守閣だけでなく、
見どころが満載なのです。
まずはこちらへ、西の丸
大手門側から見て、天守閣の左側にあるのがこの西の丸
天守閣方面へ続く長い廊下のような建物で中には多くの部屋が作られています。
この西の丸での見どころはこちら
この住宅地の真ん中にある丘の左側にあるのが”男山天満宮”
この神社を城壁を越えて西の丸から見ることができます。
この神社は夫との幸せを願って千姫という女性が建立しました。
”千姫”は安土桃山時代から江戸時代にかけて、文字通り波乱万丈の運命を遂げた女性として有名ですが、
彼女がこの西の丸の窓から、日々祈りを捧げていたそうです。
いざ、天守閣へ
西の丸の廊下を抜けると、一段と天守閣が近づいて見えてきます。
では、天守閣を登ってみましょう!!
地上6階、最高高さ46メートルの木造建築物!
天守閣を登るには、、、
ひたすら階段!それも物凄く急な階段です!!
さらに
仕切りの扉や、階段の天井は異常なほど低いので、女性であっても要注意です!
ちなみにこの天守閣は度々、大規模な補修工事がされており、
最近では2009年10月から2015年3月まで平成の大改修が行われました。
この改修では、痛んでいる部分は交換したり補修をしますが、使える部分はそのまま使い続けます。
ガイドの方によると、この床板は築城当時から使われているとのことでした。
階段を登りきると、、、
地上6階に及ぶ急な階段を登りきると、
そこは天守閣のテッペンです!!
360度、一面の壁に窓があり、
歴代の城主も楽しんでいたであろう、素晴らしい景色が楽しめます。
ここから見える大きな道の先に姫路駅があります。この道は先ほど駅を出て北に歩いてきた道です。
かつては大きなビルもなく海まで綺麗に見渡せたことでしょう。
天守閣を出たらおしまい??
さて、天守閣を出たら、おしまい。
と言うわけではありません。
最後にこちらに寄って行きましょう!
お菊の井戸です。
怪談で有名なお話ですが聞いたことありませんか?
詳しいお話は少々複雑なので置いておきますが、
夜な夜な、10枚あるはずのお皿を数え、1枚2枚、、、9枚、、、と何度も数える声が聞こえるというお話です。
その井戸がこちらです。
井戸のなかも覗くことができるので、恐る恐る見てみてはいかがでしょうか?
最後に
この国宝姫路城
実は日本で1番最初に登録された、歴史的にも非常に価値のあるお城です。
姫路城の廊下の表面はとてもスベスベしていて滑らか、
そして時折、室内を仕切られた扉を入る時、その足元の木は真ん中が削られたようになっています。
これらは、意図してそのように作られたのではなく、
多くの人が訪れたことにより、自然に削られ、磨かれたものです。
数々の改修により、修復された部分も多くあるとはいえ、
この姫路の地に長い歴史を刻んでいる姫路城。
歴代城主が見てきた景色を一度ご覧になってはいかがでしょうか?