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吊り橋渡れ!明石海峡大橋

By波乗り少年

5月 27, 2019

突然ですが、”明石海峡大橋”という吊り橋をご存知でしょうか?

本州と淡路島を結ぶ世界最長の吊り橋で兵庫県は神戸市にあります。

実はこの明石海峡大橋、橋内部の見学ツアーが開催されており、高くそびえる主塔に登ることができるのです。

明石海峡大橋とは?

明石海峡大橋は、神戸市垂水区舞子と淡路島の淡路市松帆の間に位置する

全長3,911mの吊橋で、

潮流が激しく水深が深い明石海峡に、日本の橋梁技術の粋を結集させて建設されました。

昭和61年から建設が始まり、開通したのは平成10年。

本格的な調査を開始してから供用開始まで40年の歳月と5000億円の費用をかけて建設された一大建造物なのです。

さて、建造物としての”橋の長さ”というものはは中央支間長(塔と塔の距離)を指し、この明石海峡大橋は世界一の1,991mを誇ります。

※「明石海峡大橋は世界一の橋である」と言われることがありますが、全長が世界最長なのではありません。吊り橋を支える2本の塔の距離が離れれば離れるほど技術的に難しくなり、この明石海峡大橋は支間長が世界一なのです。

また、2本ある主塔の高さは海面上約300mとなり、東京タワー(333m)とほぼ同じ高さです。

いざ見学ツアーへ!!

早速見学に行こう!!と思っても、実は予約が必要なのです。

この予約は明石海峡大橋ブリッジワールドのホームページから簡単にできるのですが、、、

なかなかの人気で予約が取れない事も多々あります。

しかし!

前日の14時から空席状況の問い合わせを受け付けており、キャンセルが出れば予約が可能となります。

ちなみに今回はこのキャンセル待ちのラッキーパターンで参加させて頂きました!!


さて、改めてツアーのご紹介です。

JR舞子駅から歩くこと数分。

明石海峡大橋についての展示と紹介をしている「橋の科学館」が今回のツアーの出発点です。

受付開始時間までは中に入れず、今から登る事になるであろう橋を眺めながら記念撮影でもいかがでしょうか?

時間になると案内人の方が呼んでくれます。

受付で参加料金の3000円を支払い、まずは講堂へ。いよいよ見学ツアーの始まりです!!

独特の注意事項

まずはツアー開始に先立ち、注意事項の説明を受けます。

特に重点を置いて説明されたポイントは

”物を絶対に落とさないこと”

カメラや携帯電話、飲み物等は持って行っていいのですが、

取り出して使う物には全てストラップをつけなければなりません。

そんなもの持ってないよ、、、という方でも大丈夫!

ペットボトルホルダーから、スマホに対応した特殊な携帯ストラップまで全て貸し出してくれます。

そして注意事項を守るという誓約書にサインをして準備完了です。

事前に橋の勉強を少し、、、

早く見学に行きたいとは思いますが、見学に行く前に明石海峡大橋についての勉強をします!

動画で橋の概要の説明を観た後、橋の科学館展示室内に行き、

より詳しい説明を受けます。

そして、この説明が非常に深く面白いです!

それもそのはず、このツアーのガイドをしてくれる皆さんは、

実際にこの橋の建設に携わった皆さんなのです。

当然自分の作ったものなので、苦労話や特に注目する点などなど、

とても分かりやすく説明をしてくださいます。


いよいよ橋の見学へ!

説明を受けた後、いよいよ見学に向かいます。

予約なく見学が可能な舞子海上プロムナードの先にある、管理用通路に続くドアをくぐると、、、

そこはもう車が行き交う橋の下!

ここは4トン車も通行できる作業用道路で舞子から淡路までつながっています。

当然作業員向けに作られている道なので、開口部があったりボルトや突起物があったりと、

気をつけて歩かないとつまづいてしまうので要注意ですね。

ちなみに、、、

この作業用道路の床は格子状になっているので、人によってはかなりの恐怖を覚えるのではないでしょうか?

主塔部まで約1km

しばしの海上散歩です。

いよいよ主塔部を登る!

さていよいよ主塔部に到着しました!

狭い入り口をくぐり、

作業用エレベーターに乗り塔の頂上へ、、、

ちなみに階段でも登る事は可能なようですが、ツアーではエレベーターを使用します。

エレベーターを降りると、最後の階段が、、、

階段を抜けるといよいよ、、、

主塔頂上部に到着です!!

こちらは淡路側

こちらは舞子側です。

頂上部でしばらく自由に写真を撮る時間を貰えます。

この日はあいにく空気がかすんでいたとのことでしたが、それでも海面から300mの絶景は圧巻です。

さて、十分に技術の粋を感じたところで再び作業用エレベーターに乗って、来た道を戻ります。


明石海峡大橋の役割

この明石海峡大橋、車専用の吊り橋で歩行者は通ることはできませんが、

交通以外にも重要な役割を果たしているのです。

例えばこれ、

これは送水管です。

淡路島に向けて飲料水の供給をしています。

淡路島は大きな川がなく、すぐに水不足に陥ってしまいました。

そのため本州からこの管を通して水を送っています。

また、関西電力の高圧電線やインターネットのケーブルも通り、

淡路島のインフラを支える大切な役割をしています。


最後に

この明石海峡大橋は200年は共用できるように設計され、

橋の建設で生まれた数々の技術は今日の私たちの生活にも生かされているそうです。

是非、構想40年、200年先に架かる壮大な建築物を間近でご覧になってみてはいかがでしょうか?

波乗り少年

日々気づいた生活に使える?情報を発信していきます!!

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