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国立競技場?いいえ、国立極地研究所

By波乗り少年

4月 30, 2019

スマホの変換で”国立競技場”と入れようとしたところ、間違えて変換してしまったワード”国立極地研究所”

国立競技場とは全然違う場所にあるものの、非常に興味深い研究所でした。

国立極地研究所とは?

この国立極地研究所は、文字通り南極や北極といった”極地域”の研究をしている施設です。

その研究所の一角にある”南極・北極科学館”は

映画にもなった南極観測や、北極といった地域でどんな研究を行っているのか?どのような環境なのか?そしてどのような成果があったのか?などなど、

”実物”の展示物も含めてわかりやすく紹介している施設です。

研究所への道のり

そもそも、どこにあるのかと言うと、都心部からは少々離れ、東京は立川にあります。

そして、この研究所にアクセスするには電車やバスが使えます。

JR立川駅から徒歩25分、若しくはモノレールに乗り換えて立川北駅から一つ目の高松駅から徒歩10分。

裁判所の隣に見えてくる建物が目指す研究所です。

展示物のある南極・北極科学館は、このビルを抜けたところにあります。

どんな展示物がある?

想像以上に多くの展示物があり「へぇ~」と言うばかりですが、その中でもすごい展示をご紹介します。

雪上車

展示室の中でも特に目立っているものが、この雪上車。

当然本物なのですが、、、

1968年から5か月もの日数をかけて、日本の基地から南極点まで走破した車両なのです。

日本の観測拠点である昭和基地は、南極大陸の端に位置し、そこから地球の南の端っこである南極点までは往復で5200kmの旅であったそうです。

実際に内部にも入る事ができ、5か月の間4人の隊員が生活した跡を感じることができます。

南極の氷

「南極の氷がある」といっても、せいぜい冷やされた容器の中にあるものを見るだけ、、、

と思っている方

ここは極地研究所です。

実際に触ることができるのです。

南極の氷は白い空気の泡が無数に含まれています。この氷のでき方は、南極に降り積もった雪が固まり、そしてまた雪が降り、それが固まり、、、ということを繰り返します。

、、、ということは?

そうなのです!この氷、寒い冬の朝に水が凍っているというようなものではなく、降った雪が固く押し固められてできるものです。

実はこの氷ができるまで数千年や数万年単位の時間がかかります。

この氷に耳を近づけてください。

パチパチという音を聞くことができます。

これは、含まれる気泡が弾けるときに出る音なのですが、

この音とともに出ている空気は、数千年、数万年前の空気なのです。微量ですが、、、

太古の空気を僅かながらにでも感じることができる!こんな貴重な経験は普段できるものではないですよね?

気になる入場料は?

色々と貴重な展示があるというので入場料が気になるところではあるかもしれませんが、

入場料は

まさかの無料!なのです。

南極という普段全く知る事のない世界をホンモノを通して感じることができるこの国立極地研究所

一度訪れてみてはいかがでしょうか?

波乗り少年

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