推定樹齢数千年、世界自然遺産に登録された屋久島に行ってみよう!!
ということで、屋久島への行き方や島での過ごし方をご紹介します!!
目次
1、屋久島のご紹介
屋久島は九州の鹿児島県に属し、鹿児島から南におよそ60㎞にある島です。
島の真ん中には宮之浦岳1936mがあり、これは九州一の標高を誇る山です。
屋久島の豊かな自然は世界的にも評価をされ、1933年には世界自然遺産に日本では初めて登録されました。
屋久島はひと月に35日も雨が降ると言われているそうです。
実際にスコールのような雨に遭遇することも。。。これに関しては後ほど。
先述した宮之浦岳、この標高が非常に高く、島には亜熱帯のから亜寒帯の植物が幅広く生息しており、この点でもスゴイ島なのです。
2、屋久島までの行き方
手っ取り早いのは屋久島までの直行便。大阪、福岡からは1日1便、鹿児島空港からは1日3便飛んでいます。
または、鹿児島から高速船やフェリーで向かうこともできます。(フェリーはとても時間がかかるので、若干料金はかかりますが高速船がオススメです。)
行き方としては、まずは鹿児島市まで行きます。その先、タクシーやバスを使い鹿児島港まで行きます。(市内からは比較的近く、すぐに移動できます。)
港に着くとチケットを購入。高速船で片道8400円です。
高速船で種子島を経由し、屋久島までおよそ2時間の旅。
鹿児島からは容易にアクセス可能です。
3、縄文杉ツアーに必要な旅程と必須の持ち物
実は縄文杉を見に行くには日帰りではできません。早朝というより未明から出発し、夕方に帰ってくるため、頑張れば1泊2日、基本は2泊3日必要です。
宿泊先は島にはいくつもホテルや民宿がありますが、宮之浦、もしくは安房というエリアに泊まるのが楽しいです。今回私は宮之浦エリアに泊まりましたが、地元の人が訪れるような居酒屋もいくつかあり、港からのアクセスも良くとても快適でした。
ホテルがあるエリアは少々離れていて、民宿ではなく豪華なホテルでゆっくりしたいという方はそちらのほうがいいですが、せっかく島に来たので、民宿に泊まり、地元の人と色々と話すのも旅の醍醐味でしょう。
さて屋久島に行く際には”カッパ”を絶対にお忘れなく!!島はとても雨が多く、急に振り出し、しばらくすると止む、、、というようなこともしばしば。また、縄文杉までは往復で8時間~10時間かかるので、本格的なトレッキングシューズや、かなり履き慣れた靴を持っていくことをオススメします。
4、 レンタカーで島1周
縄文杉に行こうとすると前泊が必要です。1日目は島についてから何もやることがありません。もちろん!海で泳いだり、マリンスポーツをするのも良いでしょう。
しかし、折角なので車で島を1周してみませんか?
島内ではいくつかレンタカー屋があり、そこで車を借りられます。(狭い道も多かったり、高速道路ももちろんないので、少人数であればこじんまりと軽自動車でも十分です。)
島内には鹿や、猿などの野生動物があちらこちらで見られます。
車で行くならおすすめスポット!!平内海中温泉!!
島のほぼ南端に位置し、文字通り海中温泉なので干潮時のみ湯船に浸かる事ができます。
島を一周する道から細い脇道に入った先にあるので、看板を見逃さないように注意してください。。。ちなみに私が行ったときは、、、潮が満ちかけており、気合で入りましたが相当寒かったです。 あ!当然!更衣室等はないので悪しからず。
5、いよいよ縄文杉へ
ここで忘れてはいけないものが、前日夜までに弁当の予約です!!島には弁当屋さんがいくつかあり、宿でも近いところを教えてもらえるのでそこに電話して予約をします。
では、宮之浦から移動するケースえをご紹介します。
※実際の時間は屋久島交通の時刻表、若しくは前日にバス停で確認をしてください!!
宮之浦バス停を4:48分に出発するバスに乗ります。行先は屋久杉自然館!およそ45分です。
自然館で登山バスに乗り換えます。(料金が協力金と言う寄付金込みで2380円です。)
そこから登山口までおよそ30分。
ここからいよいよ登山スタートです!!
登山と言っても、道は比較的歩きやすく、大きな急斜面や危険な場所もあまりないので、初心者にも安心です。
ここで大きな注意事項!!道中にトイレはほとんどありません!!山に分け入り、隠れて、、、という行為は自然保護の観点から固く禁じられています。
さて、ひたすら歩きます。
最初はトロッコ道、切り出した杉を運搬する目的で使われていました。
トロッコ道を抜けると集落跡があったり、本格的な山道が始まります。
また更に歩きます。
途中でウィルソン株と呼ばれる大きな切り株があります。中に入って空を見上げるとハート形に見えるので要チェック!!
ざっと4時間ほど歩くと、、、突然正面に大木が現れます!!
残念ながら保護されているため傍まで寄ることはできません、、、、
さて、ここまで来たらちょうど昼時です。食事にしましょう!!
杉の近くに休憩ができるスペースがあります。そこで食べていると、、、
思わぬお客様が!
人に慣れているため逃げません。
腹ごしらえが終了したら下山です。
登山口発、自然館行きのバスの時刻は15:00が一番早いです。概ね30分刻みで最終は18:00
帰りは行きよりもスムーズなので私は3時間ほどで下山しました。
が、早すぎてバス停で15:00のバスをひたすら待つことに。。。景色を楽しみつつのんびり行きましょう!!
登山口に着くとあとは宿に帰るのみ!!お疲れさまでした。
6、 登山の後は
宮之浦の居酒屋で美味しく島の食事を堪能した後、宿に戻ると、近所の人たちも集まり、民宿を営んでおられるオーナーの方や同じ宿に泊まっている皆さんとの宴会が始まりました!!ほぼ毎日やっているそうで、屋久島の焼酎を片手にワイワイ楽しく過ごすことができます!!登山の疲れも一気に吹っ飛びます。
7、 最後に
一緒に泊まっている人や宿の方たちも暖かく迎えてくださり、とてもいい島です!!
時期によってはウミガメの産卵も見られたりするそうで、非常に魅力あふれる島です。